トースト機能付きオーブンレンジおすすめ11選｜裏返し不要で両面焼きできるものも！

キッチン家電の中でも便利なものといえばオーブンレンジですよね。温めのレンジ機能・じっくり加熱のオーブン機能・焼き目がおいしいグリル機能と1台3役で毎日大活躍します。オーブンレンジがあれば「パンを焼くのにトースターなんていらないのでは？」と考える方も多いようです。

トースト機能がついたオーブンレンジならおいしいトーストを焼くのは可能です。しかし、多くの機能の中の1機能なのでトースターとは焼き上がりに差が出ます。また、両面焼きできるタイプなら裏返し不要ですが、そもそもトースト機能がない場合には焼き方にコツがいるのも現実です。

今回は、おいしいトーストや手作りパンも焼けるおすすめのオーブンレンジをご紹介します。あわせて電子レンジで極上トーストを味わう方法、後片付けが楽になるアルミホイルの活用法なども解説するので参考にしてください。

トースターとオーブンレンジでは、主に焼き時間が違います。トースターは表面に焼き色を付けたり短時間で香ばしく焼き上げるのを目的に作られているため、2分程でトーストを焼けますが、オーブンレンジのトースターだと7〜8分程焼き時間がかかる場合があります。

またトースト機能が片面焼きしかできないオーブンレンジの場合は、自分で裏返す手間が必要です。その場合は裏返す作業のために一度オーブンを開けるため、庫内温度が下がりさらに焼く時間がかかります。オーブンレンジのトースター機能を重視する場合は、両面焼きできる機種を選ぶと裏返し不要で便利ですよ。

従来のオーブンレンジのトースター機能は、食パンの水分が奪われ乾燥しパサパサな食感になりがちで、トースターと同程度の仕上がりを求めるのは難しいのが欠点でした。

しかし過熱水蒸気オーブンレンジやスチームオーブンレンジなどの進出に伴い、トースター機能は性能が向上して表面はこんがり・中はふんわり焼けます。型落ちの製品や中古品を買う時は性能の違いのチェックも忘れないでください。

オーブンレンジは、一度トースト機能を使うと庫内が高温になります。そのためトースト機能を使った直後は、オーブンレンジが冷めるまでレンジ機能は使えません。すぐに他の調理をしたい場合には少々不便に感じるかもしれませんね。

オーブンレンジにはトースト機能が付いているため、別途トースターを購入する必要はありません。キッチンスペースや収納場所を節約しながら、一度に4枚のトーストを焼くことができます。ただし、オーブンレンジのトースト機能は時間がかかるため、パサパサのトーストになることもあります。オーブンレンジのトースト機能は、食品の中まで温めることが得意なので、他の料理にも活用することができます。キッチンスペースやコストを節約しながら、多機能なオーブンレンジを選ぶことをおすすめします。

トースト機能のついたオーブンレンジでトーストを焼く場合、実際の焼き時間はどれくらいかかるのか疑問に思う方も多いですね。

最上位機種のパナソニックの「ビストロ」では、トーストの焼き時間は約5分。最短機種のシャープの「ヘルシオ」でも4〜5分かかります。それ以外の下位機種のトースト機能は約10〜15分と、かなりの時間がかかります。

両面焼き機能のあるオーブンレンジなら、トーストを裏返す手間がかかりません。忙しい朝だと、なかなかトースターの様子を見ていられませんよね。両面焼き機能が付いているオーブンレンジなら、一気にパンの両面を焼けます。

トーストを焼くと、水分が飛んでパサパサになる場合がありますよね。スチーム機能が付いていれば、トーストがパサパサになるのを解消できます。表面はこんがり、中はふっくらとしたトーストが出来上がりますよ。

一人暮らしか、家族で暮らしているかによって、トーストを焼く枚数は変わりますよね。一人暮らしなら一度に1〜2枚焼ける15～20L前後のもの、3人以上の家族なら一度に3〜4枚焼ける25L以上のものがおすすめです。

トースターは多くの製品で一度に焼けるトーストの数は2枚が限界ですが、オーブンレンジは最大4枚まで同時に焼けるものもあります。自分の食生活と生活リズムを考えて選びましょう。

収納場所のスペースに合わせて、適切なサイズのオーブンレンジを選びましょう。多機能になると、その分オーブンレンジが大きくなる傾向にあるので、機能と本体サイズのバランスをよく吟味して選ぶ必要があります。

オーブンレンジの扉には、縦開きのものと横開きのものがあります。縦開きは利き手に関係なく左右どちらからでも料理を出し入れでき、横開きは下から料理を入れる時に便利です。設置する予定の場所に適した扉の開閉方向の製品を選びましょう。

トースト機能付きオーブンレンジの人気メーカーと、各社の基本情報をまとめると下表のとおりです。購入時の参考にお役立てください。

庫内のタイプは、大きく分けてフラットテーブルとターンテーブルの2種類があります。フラットテーブルは庫内に凹凸がないのでお手入れが簡単ですが、ターンテーブルよりは価格・サイズともに大きくなる傾向にあります。

食材を回転させて温めるシンプルな構造のターンテーブルは、価格を抑えたい人におすすめです。ただし、サイズの小さいものが多く、大きなものは温められない点と、掃除が面倒な点がデメリットです。

実はトースト機能付きのオーブンレンジは手作りパンを作りたい方にもおすすめです。しかしその場合は性能の有無により注意する必要があります。

手作りパンは高温で焼き上げるのが美味しく焼く秘訣で、最高温度が300℃はあるものを選びましょう。バゲットなど固めのパンを作りたい場合はスチーム機能も必須です。

また、一気にたくさんのパンを焼く場合は庫内の広さが必要になります。それに加え、焼きムラなく仕上げるには、庫内の空気を一定に保つファンを搭載したコンベクションタイプがより適しています。しっかりと各製品の性能を確かめたうえで、自らのニーズに合わせた商品を選びましょう。

トースター機能を使ってトーストを焼くときは、基本的にオーブンレンジの焼網に直接乗せるか、グリル皿に乗せて焼きます。レンジ内に直接パンを置くのは避けましょう。

グリル皿を使って焼くときはあらかじめアルミホイルを載せておくと片づけが便利になりますが、レンジ内にアルミホイルを敷いていいのはトースト機能を使う時だけです。詳しい理由の解説は以下のリンクから確認できます。

両面焼きの機能があればパンを裏返さず両面を一気に焼けます。スチーム機能があるオーブンレンジを使うとパンの中の水分を保ったままトーストできるため、モチモチの高級感ある仕上がりのトーストも作れます。好みの食感に合わせて、通常トーストとスチームトーストを使い分けましょう。

片面ずつ焼くタイプの場合は自分でパンを裏返す必要があります。焼き加減をよく見て、片面が焼けたらパンを裏返しもう片方の面を焼きましょう。焼きムラに気を付けるのも忘れないようにするのが大切です。

オーブン機能・電子レンジ機能では、それぞれ使える皿の種類が違う点に注意しましょう。それぞれで使える皿の種類は以下のものです。

• オーブン機能：耐熱ガラス・耐熱陶器・金属容器・アルミホイル
• 電子レンジ機能：耐熱ガラス・耐熱陶器・シリコン容器・耐熱プラスチック

オーブンレンジでトーストする際は、付属のグリル皿・角皿・天板などにパンを乗せてトーストしてください。その際、グリル皿・角皿・天板にアルミホイルを敷いてトーストすると、皿が汚れずに済み、片付けの手間が省けますよ。

「オーブンレンジでアルミホイルを敷いても大丈夫？」と心配な方もいると思いますが、アルミホイルの使用は電子レンジ機能ではNG、トースト・オーブン機能ではOKとなっています。パンの焼き方、アルミホイルの使い方は記事後半でより詳しく解説するので参考にしてくださいね。

トースター機能なしのオーブンレンジや電子レンジでは、サクッとした歯触りや焼き目はつきません。トースターで焼き上げるような食味のよさを求めるなら、トースター機能がついた製品を購入するのがおすすめです。

しかし、トースター機能なしでも食パン1枚を500W程度で10秒温めれば別のおいしさになります。紙袋やペーパータオルでざっと包んで温めれば、生食パンのようなもちもち食感になるので試してみてください。

「ベーカリーに並んでいるいろいろな種類のパンを焼きたい！」と思っている方も、オーブンレンジを活用するのがおすすめです。300〜350℃の高温になる製品なら、クロワッサンやプレッツェルも焼けます。

また、庫内が広くスチーム機能があれば、バケットやエピなどのハード系からバターロールなどのソフト系も可能です。大きめのちぎりパンもコンベクションタイプならムラなく火が通りますよ。

オーブンレンジを使う時にパンくずが溜まったり、料理の汁がプレートにこびりついたりしますよね。調理前にアルミホイルをプレートに敷くとお手入れが楽になります。パンくずを一気に片づけられ、汁がプレートにこびりつかず後片付けが簡単ですよ。

電子レンジの機能を使う場合は絶対にアルミホイルを入れて加熱してはいけませんが、トースト機能はオーブン・グリルと同じようにヒーターで庫内のものを加熱するため、アルミホイルが安全に使えます。

トースター機能付きオーブンレンジは、多少トーストに時間がかかる点が気になりますが総合的な性能としては優れたものばかり。トーストもそれ以外の料理も楽しみたい方におすすめです。この記事を参考に、トースター機能付きオーブンレンジの導入を検討してみてください。