パンが焼けるオーブンレンジおすすめ｜美味しいパンを焼く！パン焼きやパン作りに

自宅でパンを焼きたいからオーブンレンジを買いかえよう！

…と思ったものの、どのオーブンレンジ選びは大変です。オーブンレンジはさまざまなメーカーから出ていて、機能や特徴は多岐に渡ります。

そこで本記事では、パンを焼くために最適なオーブンレンジの条件を考え、おすすめのオーブンレンジを紹介しています。

☆この記事を読めば、パンを焼くためにオーブンレンジを探している方の悩みが解決します！

パンを焼くには、オーブンレンジとホームベーカリーどちらの方が美味しく焼けるか気になりますよね。それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

そもそもホームベーカリーは、誰でも簡単に美味しくパンを焼くための電化製品です。技術は不要でボタン一つで「こね〜発酵〜焼き」まで行うため、基本的に美味しさは均一です。

しかし、手ごね＋オーブントースターではそうはいきません。作れるものの幅が広い分、パン作りの腕もそのまま仕上がりに反映されます。

• 初心者→ホームベーカリーの方が美味しい
• パン作り中級者以上→手ごね＋オーブントースターで味やアレンジを追求

このように、製作者の腕次第と言えます。

パンを焼くためのオーブンレンジとしてチェックしたい条件は以下の通りです。

1. 【コンベクション方式なこと】
   隅々まで熱風で均一温めるコンベクション方式がマスト
2. 【300度の高温度になること】
   パン焼きに欠かせないのが高温設定。パリッと焼き上げるには250度では低い場合がある。
3. 【予熱が速いこと】
   予熱が遅いとオーブンに入れるまでの間に発酵が進んでしまう。速度に着目を。
4. 【30L以上など庫内が広く2段になること】
   庫内は広い方がいい！一気に焼き上げるにはやはり広めの2段庫内が最適。
5. 【発酵機能があること】
   一次発酵には温度25〜35℃、二次発酵には温度37〜38℃と言われています。安いオーブンレンジには発酵機能がない場合があります。
6. 【スチーム機能があること】
   ハード系のパンにはスチーム機能が必須です。

日立から販売されていたオーブン「ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ」にはその機能がついていますが、現在は販売されていません。

「ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ」にはオートベーカリー機能が備わっており、生地練りから焼くまでのすべての工程を、オーブンレンジ一台でできる優れものですが、今は中古品でしか手に入りません。

楽天やフリマサイトなどでは比較的状態のいい中古品が販売されている場合もありますので、中古品が気にならない場合、商品の状態をしっかり確認したうえで検討してみましょう。

東芝はオーブンレンジの中でも人気のあるメーカーです。「石窯ドーム」はパン作りにとても最適で、パン屋の業務用オーブンで焼き上げたような仕上がりになり、初心者からプロの方にまで選ばれています。他のメーカーと比べて火力が強く、350℃まで設定できるのが特徴です。

また、熱風コンベクション式を採用しており、予熱時間がわずか5分と短いのも魅力です。スチーム機能や発酵機能も付いているので、簡単に美味しいパン作りができます。難しい作業もオーブンレンジにお任せができ、手軽に作れるのでパン作り初心者の方にもおすすめです。

日立のオーブンレンジは熱風オーブンを採用しており、発酵や焼きの工程の時間が短縮できるのが特徴です。食パン1斤の場合、こねから焼きまで自動で約90分で焼き上げが可能。高温の熱風オーブンなので、風味や香りも美味しく仕上がります。

イーストや具材の自動投入や、タイマー機能搭載で忙しい朝にも短時間でパン作りができるので、主婦の方にも人気があります。食パンやフランスパンなどはもちろんパンメニューだけでなく、ねり・混ぜ機能を使えばお餅を焼いたり、パウンドケーキが焼けます。

シャープのオーブンレンジ「ヘルシオ」は最初から最後まで水で焼く機能で有名です。過熱水蒸気の高温で一気に焼き上げます。ヘルシオはスチーム機能使用時の水蒸気の量が調整できるので、フランスパンやバケットなどのハード系のパンのときには水分量を増やして、カリッとした食感に仕上がります。

熱風コンベクション採用で庫内全体を熱風が効率よく循環し、焼きムラを抑えて素早く焼き上げます。庫内は2段調理が可能なので、一度にたくさんのパン作りができます。パン以外にもお菓子屋ピザなど幅広いメニューを作れるのも魅力です。

パナソニックのオーブンレンジは、低温は70℃～高温は300℃まで幅広い温度帯で調理ができるのが特徴です。庫内を予熱で十分に温めて、適切な焼き時間でパンを焼くので、乾燥することなくふっくらと焼き上がります。特にビストロは、パン教室でも使用される人気のオーブンです。

バターロール2段24個の場合、予熱7分・焼き14分の約21分で焼き上げが可能。また、手動で調理中に好みの量のスチームを入れることができるので、火の通りやパンの膨らみをよくします。2段コンベクションオーブン採用で、庫内全体に熱風をしっかり循環させ、焼きムラを抑えます。

ここからは電子レンジ・オーブンレンジを選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際に電子レンジ・オーブンレンジを購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• オーブンレンジ購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してオーブンレンジを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった3つのポイントを意識するだけで、オーブンレンジ選びを失敗する確率がグッと下がります。

3つのポイントとは、

①オーブンレンジのサイズ（外寸）

②オーブンレンジのタイプ

③オーブンレンジの容量

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• サイズ（外寸）は配置場所+放熱スペースも考慮する
• 種類はスチームオーブンレンジ
• 30L以上の高級機

これが失敗しないオーブンレンジ選びの最初のステップです。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

パンが焼きに適したオーブンレンジは、基本的に大型サイズです。そのため、

①配置できるか

②無理なく開閉できるか

が大切。「イメージしていた場所に配置ができず、置き場所に困ってしまった」なんてことにならないよう、必ず確認しましょう。

パン焼きに適したオーブンレンジの場合、配置にあたって以下スペースは確保しておきましょう。

• オーブンレンジ・スチームオーブンレンジ
  幅60cm × 高さ50cm × 奥行き45cm
  (本体＋放熱スペース分こみ)

このスペースの確保が難しいなら、30L以下の小型オーブンレンジから選ぶことになります。

結論、パンを焼くなら30L以上がおすすめ

30L以上の機種は各メーカーが上位機種として力を入れており、コンペクション機能搭載だったり余熱が早かったりと、パン焼きに便利な機能が目立ちます。

ちなみに、パン焼きの視点以外で考えると、適切な容量は以下と言われています。

1〜2人までで使用すると、パンを焼かなくなってしまったら、宝の持ち腐れと感じられる場合もあります。

パン焼き用として高級スチームオーブンレンジを購入するなら、ぜひ使いこなしてください。

ここまでのおさらいをしましょう。電子レンジ選びで後悔しないための重要なポイントは

①電子レンジのサイズ（外寸）

②電子レンジのタイプ

③電子レンジの容量

の3つでした。

• サイズ（外寸）は配置場所+放熱スペースも考慮する
• 種類はスチームオーブンレンジ
• 30L以上の高級機

これが失敗しない電子レンジ選びの最初のステップです。

ここから先は、人によって電子レンジに何を求めるのかが変わってくるので、気になる・重視したい項目についてチェックしてみてください。

ここからは電子レンジ・オーブンレンジ全般選びのアンケートに基づいた結果から解説します。

さて、まずは購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

「現在の電子レンジに満足している」と答えた方を含む、74%の購入者が後悔ポイントをあげています。

電子レンジに搭載のセンサーの種類が、ムラの少ないあたためや解凍精度に関わってきます。

ただし、センサーは以下の表を参考に、グレードをはかる目安にとどめ、実際の使用感は口コミを確認しましょう。

赤外線センサーは食材そのものの表面温度を測るため、自動あたための精度が高く、ラップをしていても力を発揮します。ただ、庫内が高温の場合は、検知力が鈍ります。

重量センサーは比較的、単機能電子レンジにも搭載されやすく、ラップ使用時も使用できますが、極端に重みのある容器を使用していると精度が下がります。

高機能なモデルほど、多くのセンサーを複数搭載して精度を高めています。その分、価格も上がりますが、加熱や解凍のムラをなくしてより正確に温まります。

また、センサー非搭載の単機能電子レンジには、自動あたため機能が搭載されていません。

ダイヤル式タイマーの電子レンジもこれにあたるので、冷凍保存や惣菜のあたためが多い方は、おすすめしません。

予算が1万円をきらない場合は、フラットタイプがおすすめです。

回転しながら加熱するターンテーブル式は、加熱ムラが少ない反面、お弁当など角ばっているものは引っかかりやすく、また手入れの手間もかかります。

単機能電子レンジはターンテーブル式、オーブンレンジやスチームオーブンレンジは、フラットタイプが一般的です。

ターンテーブル式は安価に購入できる一方で、庫内のお手入れ時に取り外しが必要です。

また、ターンテーブル式の単機能電子レンジの多くは、重量センサーを採用していることが多いです。

先述の通り、重量センサーは容器の重さに影響されやすく、回転式でまんべんなくあてても、重いお皿は温めすぎてしまったり、軽いお皿は温めが足りなかったりも起こり得ます。結果的に温め直しや冷ます必要が出てくるため、フラットタイプがおすすめです。

最低でも500W以上の出力があるものを選びましょう。

500W・600Wが使えると、大概のお弁当や冷凍食品の推奨あたため時間にあわせられます。

オーブンレンジは800w前後、スチームオーブンレンジは1000wまで出力可能なものもあります。

高出力は電気代が心配な方もいるかもしれませんが、出力が高い分早く温まるので、時間あたりの単価自体は上がりますが、トータルで見るとそこまで変わりません。

また、冷凍保存が多い場合は、100〜150wの低い出力調整ができると、温まりすぎることなく解凍できます。自炊する方はレシピに合わせて、細かな出力調整できるものがおすすめです。

トースターをお持ちの方は重視する必要ありません。

裏面をひっくり返す必要がなく、同時に2枚以上を10分未満で焼けるものだと使い勝手がいいでしょう。

トースト機能がついているものは、トースターを別で買う必要がないため、キッチンの省スペースにも役立ちます。

スチームを使ってふっくら・グリルで表面をこんがりと、オーブンレンジ以上の機種には、トースト機能が搭載されていることが多いですが、必ずしもついているわけではありません。

また、1枚焼くのに10分以上かかったり、途中で裏返す必要があったりと、忙しい朝の使用としては不十分なものも多いのが現状です。

自動調理機能は、指定の食材を入れて設定をするだけで、時間のかかる主菜が簡単に作れます。

オーブンレンジ以上のタイプにしか基本搭載されておらず、オーブンレンジは調理可能メニューも限られます。

自動調理機能で家事の負担を減らしたい方には、スチームオーブンレンジがおすすめです。搭載メニュー数も多く、より高度な食材を入れるだけのほったらかし調理機能がついたものもあります。

また、自動調理は耐熱ガラスボウルの使用を前提としたものが多いため、本体と合わせてこちらも揃えておきましょう。

結論、デザインは重視する必要ありません。

アンケートでも、「使ってみると特に気にならない」といった声が多数でした。

機能性にこだわりがなくどうしても決め手に欠ける方や、電子レンジが普段から目に入る場所にあり、お部屋との統一感を出したい方は、デザイン性の高いものを選びましょう。

デザイン家電メーカーのBALMUDA（バルミューダ）の黒を基調としたシックなデザインや、ツインバードの使用中だけ庫内が見える、ミラーガラスを採用したモデルは、スタイリッシュな印象を与えます。

これまでも述べてる通り、目先の本体価格の安さで選ぶのはおすすめできません。

コスパは使用頻度と機能性を踏まえて考えましょう。

今まで単機能電子レンジを使っていたが、オーブンレンジに変えたことで、温め直し・解凍の手間がグッと楽になったり、逆にとりあえずいいものを買おうとスチームオーブンレンジを購入したが、結局あたため機能しか使わなかったりと、タイプ選択がコスパに直結します。

短期的な使用や取り急ぎの購入で、とりあえず安いものを探している方は、以下の記事を参考にしてみてください。

上位機種の中には、最高250度まで出せるものもありますが、230度まであれば家庭用としては十分です。

15Lの小型オーブンレンジでも、230度にタイプしているものも多くあります。30L以上の上位機種で250度に満たないものもありますが、その分他立ち上がり時間が早かったりと他と優れた部分もあります。

• 焼き菓子や肉魚類は中温（170〜190℃）
• グラタンや膨らみが必要なパイ類は高温（200〜250℃）

が目安です。よく参考にしているレシピの使用温度と同じ温度が出せると、調整の手間が省けます。

グリル性能もあたためと同様、複数センサーを採用しているものが強いです。

特にこだわりが強くない方は、通常のグリル性能に関する口コミを確認しましょう。

グリル機能は上位機種の場合、以下のような3つほどのモードがあります。

• 単に表面に焦げ目をつける炙り程度のもの
• フライや照り焼き向きの香ばしさを重視した通常のグリルモード
• 水蒸気を使用することで油分が落ちたり、生野菜に火が通りやすくなるウォーターグリル

また、グリル性能が高い（上部の火力が強い）ものは、トーストも早く焼き上がります。

予熱の有無はパンの仕上がりを大きく左右します。予熱なしでパンを焼こうとすると、焼き上がりまでに時間がかかったり、生地全体が均一に温まらず焼きムラができてしまったりする場合も。

パンの生地は予熱されている間も発酵しながら膨らみ続けるもの。そのときにしっかりと熱が加わっていないと、外側は焼けているが内側が生の状態になり、パンの形が崩れやすくなります。パン全体に均一に熱を加えてきれいに焼くためにも、予熱は大切な工程です。

予熱と同じように、全体の加熱時間はパンの焼き上がりを大きく左右します。温度が低く加熱時間が長いと、生地に焼きムラができ、乾燥してパサついた仕上がりに。また、反対に加熱時間が短すぎても、パンが膨らみきらずにうまく焼けません。

パンの種類によって、焼き時間が変わります。やわらかいパンの場合は190～200℃くらいの温度で15分ほど、フランスパンなどの硬いパンは250℃くらいの高温で15〜20分ほどかけて焼くのが目安です。あくまでも目安なので、オーブンの特性などによって違いが出るため注意しましょう。

パンは庫内を予熱でしっかりと温めた状態で、適切な時間での焼き上げが重要です。パンの焼き時間の調整は難しいと思いますが、オーブンレンジに任せて大丈夫です。オーブンレンジはパンの種類に合わせて焼き時間を自動で調整するので、失敗なく美味しく仕上がります。

オーブンの癖と聞くと不思議に感じるかもしれませんが、オーブンレンジにもそれぞれ焼き方や焼き時間に癖があります。フライパンも中心から端まで焼き上がるのに時間がかかりますよね。同じようにオーブンレンジも中心がよく焼けて、周りは焼けにくいといった癖があります。

オーブンレンジでパンを焼く時にはこういった癖を考慮しながら、途中でパンを入れ替えたり、パンの種類や大きさによって並べ方を変えたりしましょう。パン全体を均一な焼き加減にできます。

オーブンレンジはパン以外にもお菓子作りにおすすめです。下記のリンクでお菓子作りにおすすめのオーブンレンジを紹介していますよ。興味がある方は参考にしてください。

オーブンレンジにトースト機能が搭載されていればオーブンレンジでトーストを焼けます。別にトースターを購入する必要がないため経済的かつ省スペースです。

しかし、オーブンレンジの場合加熱時間がトースターよりかかってしまう場合があります。機種にもよりますが、5～10分程度かかると考えておきましょう。

オーブンレンジでトーストを焼く際には、グリル皿に乗せる・焼き網に乗せるのどちらかの方法がほとんどです。製品によって異なるので取扱説明書を確認しましょう。下記リンクでは、トースト機能がおすすめのオーブンレンジについて詳しく解説していますよ。

パン作りは、手間と時間がかかるイメージがあります。しかし、最近のオーブンレンジは生地のこねから焼き上がりまですべて自動で行うモデルもあり、初心者の方にもおすすめです。作りたいパンの種類や機能を組み合わせながら、自分に合ったオーブンレンジを選びましょう。